アイラ空港です。ヘブリディーズ諸島最南端の島、アイラ島。ウイスキーで有名なこの島を訪れる方法はフェリーと飛行機の2つがあります。
飛行機はその多くがグラスゴー発アイラ行きのFlyBeの運行。平日は1日2便ですが、土日は1便しかありません。
空港はある意味、島の自然を強く現しています。周辺に見えるヘザーの生い茂るピート・ムーアは典型的なハイランドの湿地帯の様相です。西にはBig Strandの長大な砂浜海岸が、遠くに並ぶ緑の丘は美しいアイラの風景です。
管制塔に見えるThe Harbour Innのパネルは、この空港への同ホテルのサポートを示しています。ボウモアの港に隣接するこのホテルはここしばらく所有者が変遷し、現在はモリソン・ボウモア社の所有。食事も宿泊も島随一のホテル、レストランになっています。
小さくとも立派な空港です。消防隊が待機し、緊急時の対応にも万全の構えです。1940年開港。はじめは軍用飛行場でした。第二次世界大戦中は1,500機に及ぶ英国空軍機がここを飛び立って行ったそうです。
1994年6月29日、チャールズ皇太子の操縦する第32航空中隊所属のBAe 146が滑走路をオーバーランし、機体は大破しました。けが人が出なかったのは幸いでした。
何年か前、ワラビーが空港横の道路で交通事故で死んでいたことがあります。轢いた人も、所有者も申告はなく、ワラビーは道路横に埋められました。
空港としての機能はしっかりしているのですが、島民3,500人で、タクシーは数台しかなく、飛行機が着いてもタクシーが待ってたりしません。おまけにバスの運行は乗る人用には調整されてるんですが、降りた人がタイミングよくバスに乗ることは難しくなっています。
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