主人公はジェイソン・アイザックス扮する私立探偵のジャクソン・ブローディー。元刑事、もと軍人、腕も立ちますし度胸も良い、そして根気強い。最初の登場シーンは浮気調査の張り込みでした。が、当然そんな仕事ばかりではドラマになりません。次々に面倒な事件に巻き込まれ、第1話では結局3件の殺人事件に関わることになります。
原作者のアトキンソンはヨークの生まれですが、ダンディー大学で英文学を専攻しました。それで舞台がエジンバラなのかと思ったら、なんと原作の舞台はケンブリッジ、イングランドの物語なのです。舞台をエジンバラに移し、街の風景をふんだんに盛り込んでテレビドラマに仕立てたんですね。出来上がった映像は重厚で、味のあるものに仕上がっています。
ジャクソン・ブローディーは体力づくりに余念がなく、スポーツウェアを着こんで(どうやら毎日)ジョギングに出かけます。その際に、良く出てくるのがアーサーズ・シートです。
アーサーズ・シートはエジンバラの中心近く、ホリールード・公園の一角を占めています。高さは882フィート、250.5mで、エジンバラのさまざまな場所から見えます。
上まで登る道もあり、頂上から望む風景の美しさもあって、毎日たくさんの人が登っています。
ジャクソン・ブローディーはこの丘を走って登ってくるんですが、元軍人だと、それも可能なのでしょう。
3億5千万年前の火山活動で出来た丘で、角度によってはうずくまったライオンの姿に見えると言います。 名前の由来はアーサー王にちなんで、あるいはゲール語のÀrd na saighde(矢の届く高さ)が英語化したなど諸説あります。
つづく
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