アイラ島の東岸にあるカリラ蒸留所です。日本ではカリラと呼ばれていますが、地元の人の発音はコーリーラに近いかもしれません。アイラ海峡という意味です。
蒸留所は本当に海辺にあり、建物の数メートル先は海で、満ち潮で海が荒れると波しぶきが建物まで飛んできます。ただ、海自体には、潮臭さというものはほとんどありません。
蒸留所はボウモアとポート・アスケイグをつなぐ本道から外れた道を登り、丘を越えて急坂を下ったところにあり、およそ車でないと行けません。
蒸留所の建物は70年代に建て直され、非常にモダンな作りになりました。それまではキルンがあり、フロアモルティングも、麦芽の乾燥も行っていました。
蒸留室には巨大な窓があり、向かい側にはアイラ海峡を挟んでジュラの壮大な山々を仰ぎ見ることができます。が、残念ながら所内は撮影禁止です。
向かい側のジュラへはポート・アスケイグから小さなフェリーで渡ることができますが、海が荒れるとあっさり運休したりします。
ジュラ島の島民は100人ほど。ジュラ蒸留所とホテルが一軒、近年カフェが開きました。島には鹿が多く生息し、ヨーロッパ中からハンティング・ファンがやってきて鹿を撃ちます。
つづく
Caol Ila Distillery
0 件のコメント:
コメントを投稿