West Courtと呼ばれる西側の吹き抜けです。元来ここは象やキリンなどの剥製を展示した野生動物のコーナーだったのですが、現在はこのSpitfire LA198も主要な展示物のひとつになっています。
Spitfireは第二次世界大戦のときに英国を守った戦闘機のひとつです。 1936年に試作機が初飛行をしてからも改良が加えられ、2万3千機が作られ、1950年代まで就役していました。
このSpitfireはMark 21と呼ばれる1944年から作り始めたタイプで、初期型より大きなエンジンを積んだ高性能型です。
もともとはGlasgow's Museum of Transportにあったのですが、2003年~2006年の間の大改修の際に修復の上、こちらに持ち込まれました。さまざまな技術陣がこの展示に参加しており、機体を天井から吊るし、落ちないようにするのも重要な仕事でした。
下から見た様子ですが、内装は伝統的でも天井に大きな天窓があり、枠も鉄骨と案外にモダンな建築であることが分かります。
こちらは反対側のEast Courtです。本来はギリシャの彫刻などヨーロッパの古代美術がテーマのコーナーですが、現在一番目に付くのはSopie Caveという人の造った95の浮いた頭のオブジェです。この写真では良く分からないかもしれませんが、喜怒哀楽、ひとつひとつがさまざまな表情をしています。
Kelvingrove Art Gallery and Museum
Argyle Street
Glasgow G3 8AG
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