2014年11月19日水曜日

Clydeside-Gourock-Largs その1 / Greenock


GlasgowからM8、A8と道路をたどって西に行くと、Clyde川に沿ってGreenockという町に出ます。途中、倉庫がたくさんあり、何かと聞くと砂糖の貯蔵庫とのことでした。かつては造船所がたくさんあり、今でもその痕跡が数多く見られる地域です。

西に行くにつれ川幅はどんどん広がり、川というより湾のようです。写真はGreenockの南、Lyle Hillから見下ろした風景です。中央の町がGreenock、中央の岬のあたりはGourockの町です。

この写真では判別が困難ですが、Greenockの町にはFort Matildaという名前の駅があるので、昔はそのあたりに要塞があったのかもしれません。

中央の港には大きな桟橋があります。以前は米軍が使っていましたが、いろいろと問題があったようで、住民が申し入れをして、出て行ってもらったと聞きました。

対岸の右手には保養地として有名なHelensburghが、中央の半島はRosneath、その間にある湾の奥には原子力潜水艦、Vanguard級の基地、Faslaneがあります。スコットランド独立を問う投票が行われた折に、話題になった懸案のひとつです。


常時数隻が外洋を航行しているとはいえ、潜水艦4隻、トライデントミサイル58発、核弾頭160基がここにあるというのは、あまり嬉しい話ではありません。


同じLyle Hillから、さらに西側を望んだ写真です。左手の茶色い大きな建物はInveclyde Royal Hospitalです。この地域は退職した人たちが老後を過ごす町として人気が高いのですが、立派な病院があるのも、その理由のひとつになっているそうです。

中央の丘の向こうにはamazon.co.ukの巨大な発送センター(Gourock Fulfilment Centre)がありますが、作業の過酷さが話題になっているそうです。


BBCのレポーターがウェールズの発送センターで潜入取材したそうですが、「想像を絶する」体験だったようです。


Lyle Hillのフランス海軍兵士の碑です。大戦中、ここは自由フランス最大の海軍基地で、一時は千5百人のフランス兵が滞在していました。コルベット、駆逐艦潜水艦がここから出港していったそうです。

Lyle Hill
Greenock
Inverclyde PA16 7QT

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