Ardbeg Distilleryはアイラの南岸、Port Ellenの町を東に向かい、Laphroaig、Lagavulinを通り越した更に東にある蒸留所です。ここしばらく、スコットランドのウイスキー産業は非常に反映していますが、産業には波がつきものです。この蒸留所も産業の隆盛と共に辛い時代を通り抜けてきました。
20世紀の終わりごろ、1983年に一度操業停止、1989年に再開しましたが、1996年8月には再度操業停止し、若干の在庫と共に売りに出され、1997年3月に Glenmorangie plcが買い取ってすぐに再操業。その後、ビジター・センターとカフェを設置して訪問者を意欲的に受け入れるようになり、強いピート香りを持つウイスキーは世界的に評価が高く、アイラ訪問者にも非常に人気のある蒸留所になっています。
上の写真は公道からちょうど入ったところです。
蒸留所の敷地をまっすぐ通り抜けると、海岸沿いにちょっと高くなった岩場が。
その高みから採った写真がこちら。蒸留所には3つのキルンがありますが、麦芽の乾燥は現在まったく行われていません。また、写真中央の2つのキルンの下は設備を完全に取り除いて、内部をカフェとショップに使っています。左手のキルンで麦芽の乾燥を行うことが案として出されたこともあったのですが、現在は完全に立ち消えとなっています。
蒸留所の東側にはかつての蒸留所所長の住まいがあり、現在は宿泊施設として貸し出されています。興味のある方はこちらから。
岩場の西側にはこんな美しい風景が広がっています。が、南側の海にはご注意を。
つづく
つづく
Ardbeg Distillery
Port Ellen
Isle of Islay PA42 7EA
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