2015年1月10日土曜日

St. Giles' Cathedral その4


この教会で最も美しいと言われるステンドグラスです。教会西側にあり、Edward Burne-Jonesがデザイン、William Morrisの工房で作成されました。上段に天使、中段はヨルダン川を渡るヨシュア、下段に旧約聖書の女性たち(エフタの娘ミリアムルツ)が描かれています。色彩豊かで明快な美しさがあります。

偶像崇拝の根絶と聖遺物の破壊を訴え、民衆を扇動したジョン・ノックスが創始した長老派の教会がSt. Giles'の名を持ち、美しいステンドグラスを飾ることは不思議なことです。

多くのプロテスタント教会が聖人の存在を否定する中、スコットランドの長老派は聖人という概念に寛容だと言います。


教会南の中央近くに置かれたパイプオルガンです。1992年に設置されたもので、オーストリア製です。ごく一部の部品は、それ以前にあったものから流用されているそうです。


教会では定期的に演奏が行われており、この日もオルガンの快い響きが内部に満ち溢れていました。演奏は専属オルガニストのMichael Harris氏。CDも出ています。また、教会には合唱団もあり、教会での演奏会のほか、海外への演奏旅行を行うこともあります。


地下にある教会のカフェです。お茶にケーキ、サンドイッチのほか、スープや温かい食事も出来ますが、スコットランド風の精進料理のようなものはありません。

なお、教会の西の入り口に受付があります。内部を写真撮影の際には2ポンドの寄進が必要ですのでよろしくお願いします。

St Giles' Cathedral
Edinburgh EH1 1RE

0 件のコメント:

コメントを投稿