2014年12月14日日曜日

Scottish Parliament


エジンバラ城の正門からまっすぐ降りる道は通称Royal Mileと呼ばれますが、上からCastlehill、Lawnmarket、High Street、Canongate、Abbey Strandと4つの道が連なっています。

そのCanongateの終わりの右手にあるのがScottish Perliament、スコットランド議会です。1707年にスコットランドとイングランドが合併し、スコットランドからは議会がなくなりましたが、国民投票を経て1999年に新議会が発足しました。しばらくはNational Galleryに程近いAssembly Hallに置かれていましたが、2004年の9月にこちらの新しい議事堂に移って来ました。Holyroodにあるので、その名で呼ばれることも多くなっています。


こちらは議事堂前広場から見た議事堂正面です。設計はカタルーニャ人建築家Enric Mirallesが行いました。非常に独創的な建物で、立地、建築業者の選定とともに、議員、市民、メディアから大ひんしゅくを買いました。伝統的な町にこれだけモダンな建物を建てれば、当然の反応だったでしょう。

上から見たところは葉がモチーフといいますが、私には数隻の船が河口に押し寄せているようにしか見えません。


窓上のパネルは多くの人が何だろうと疑問に思ったそうで、金床、ドライヤー、拳銃、クエスチョンマーク、トンカチなどと言われていました。建築家が議会堂の完成を待たず亡くなったため、議会堂の開会式で、設計者の妻が、あれは「カーテンを開いたところです」と答えたそうです。

建物にはスコットランドの伝統的なモチーフが取り入れられていると言います。詳しくはこちらへ。


議会前の広場も合わせて設計されましたが、その背景にはArthur's Seatが広がっています。


広場にはこれまたちょっと変わった形の池があるのですが、浅瀬が設けてあって、無理すれば通れるようです。狭いので、バランス感覚が良くないと辛いかもしれませんが、小型犬には簡単なことようです。Scottish Terrierですね。もっとも、足が濡れるのを最初は嫌がってましたが。


Scottish Perliament
Edinburgh EH99 1SP

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