2014年12月15日月曜日

Palace of Holyroodhouse その1


スコットランド議会の向かいにあるのがHolyrood Palaceです。正式名はPalace of Holyroodhouseですが、一般にはHolyrood Palaceと呼ばれているようです。

まず玄関となる、門のある建物があり、そこを通ると噴水のある広場に出ます。その先にある、中庭のある四角い建物が宮殿本体です。

英国王室の所有で、エリザベス女王が公式行事でスコットランドを訪問する際の滞在先になっているほか、チャールズ皇太子など、王室の人たちも利用することがあります。王室の人々が滞在する際を除いては、一般の見学を受け入れており、王家の宝物の展示を見ることも出来ます。また、門のある建物に隣接して、ティールームやお土産屋さんもあります。


もともとは1128年にデイヴィッド1世が建てたアウグスティヌス派の修道院で、建立当初からスコットランド王家の居所で、行政の中心でした。1326年にはロバート・ザ・ブルースもここで議会を開いています。修道院は戴冠式や王族の結婚式、さらには葬儀に使われていました。

宮殿北東に隣接する修道院の聖堂の裏手には付帯する建物の痕跡がありますので、王たちはここに住み、政務を行い、戦いに赴いて行ったのでしょう。

1501年から5年をかけて、ジェームズ4世が修道院の西に隣接するゴシック様式の宮殿を建てました。これが現在の宮殿のはじまりです。礼拝堂、ギャラリー、王の住居、大広間を備えていました。

1528~1536年にかけて、ジェームズ5世が王室の居所を拡張するため、現在の北西の塔を建て増ししましたが、その後も事あるごとに壊れたり焼けたり直したりが続いて現在の姿になっています。

The Queen's Palaces - Holyroodhouse 1/2


The Queen's Palaces - Holyroodhouse 2/2

日本語の音声案内などもあり、宮殿の見学は非常に興味意味深いものですが、残念ながら内部は撮影禁止で私も一切写真を持っていません。代わりに宮殿を紹介するビデオがありますのでご覧ください。



Palace of Holyroodhouse
Canongate
Edinburgh EH8 8DX

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