宮殿の北東に隣接する修道院の廃墟です。もともとは美しいステンドグラスを備えた壮麗な建物だったのですが、1554年と1547年にはイングランド軍が建物の一部を破壊、1559年には宗教改革のあおりで暴徒が祭壇を破壊し略奪を行いました。
修道院には建立者であるデヴィッド1世の母親、マーガレットがWaltham Abbeyからもたらした聖十字架(イエス・キリストが磔刑にされた十字架)の断片を聖遺物としていましたが、1346年にはイングランド軍に持ち去られ、それも後には宗教改革の動乱で失われてしまいました。
それでも修道院は存続していたのですが、名誉革命が終わるとふたたび暴徒が修道院を破壊し、王家の墓所を暴きました。そして1768年、屋根が落ちて、修道院は現在の姿になってしまいました。
ただ、廃墟となった現在でも、非常に美しい建築物です。優雅なアーチ、見事な窓、破壊されて尚、その美しさに心を奪われる場所です。
Holyrood Abbeyを紹介するビデオがありますのでご覧ください。
現在、エリザベス女王はじめ王家の人たちのHolyrood Palace滞在中は、近くのKirk of the Canongateで礼拝を受けています。
Palace of Holyroodhouse
Canongate
Edinburgh EH8 8DX
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