2015年2月2日月曜日

Stirling Castle その7


The Lion's Denと呼ばれるThe Palaceの中庭です。ジェームズ5世は1537年にフランスからライオンを1頭贈られ、飼っていました。そのライオンがここで飼われていたという説がありますが、真実のほどは分かっていません。


The King's Old Building、ジェームズ4世が1496年に建てた王の住まいです。この建物が建つ以前から城の中心的な場所で、数回にわたって建て替えが行われたと考えられています。建物の北側(写真右手)はこの丘の最も高いところに位置しています。

The Palaceの完成後はさまざまな用途に使われ、1719年には士官用住居として使われ、1790年代にはより多くの兵士を収容するため、床や窓が追加されました。

1855年には建物の北側が火災を被り、一部建て替えも行われています。


The King's Old Buildingの北側の裏手の庭園です。The Douglas Gardenと呼ばれています。1452年2月21日、国王ジェームズ2世第8代ダグラス伯爵との話し合いが持たれました。父王ジェームズ1世が暗殺され、ジェームズ2世は6歳で王位を継ぎましたが、ダグラス伯爵一族に実権を握られ、ダグラス伯爵を憎んでいたようです。会食が始まると、王自らダグラス伯に手を下し、死体を家臣とともに窓から庭に投げたと言われています。伯爵の体には26もの刺し傷があったと言われています。

ダグラス伯爵家は挙兵、しかし国王軍の砲撃に敗退し、広大な領地は全て王の直轄領に編入され、王家の財産は大幅に増えました。が、そのジェームズ2世もイングランドとの戦闘中に自軍の大砲が爆発、命を落としています。

現在、The King's Old BuildingのThe Douglas Gardenに面した部屋は、この事件にちなんでThe Douglas Roomと呼ばれています。


The Douglas Gardenのさらに北西にあるNether Baileyと呼ばれる北の園庭です。城壁の向こうには美しい光景が広がっています。左に見えるのはタペストリーの工房です。



Stirling Castle
Stirling FK8 1EJ

 

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