Scone Palaceで飼われている孔雀です。放し飼いになっており、宮殿横の芝生の上を歩いていました。
Scone Palaceに限らず、孔雀を放し飼いにしているのを何度か見たことがあります。こうした観光関連の施設だけでなく、個人宅でも飼っていて、白孔雀というのもいました。逃げたりしないのか、と思ったら、某蒸留所の敷地から逃げ出して、町の個人宅の庭で発見されたこともあります。
Scone Palaceに近いMoot Hillにあるチャペルです。12世紀から400年にわたって繁栄したアウグスティヌス派の修道院がここにあったと考えられており、Stone of Sconeが守られていました。その石はダルリアダ王Fergus Mòr Mac Earcaがアイルランドからもたらしたもので、旧約聖書の創世記にあるヤコブの枕石とも言われています。
歴代のスコットランド王が戴冠に使いましたが、1296年にエドワード1世がイングランドに持ち去り、1996年までウェストミンスター寺院の戴冠の座に収められていました。現在はエジンバラ城にあります。
Scone Palaceには複製品がすえられています。
Stone of Sconeは1950年に一度盗み出され、スコットランドに戻ったことがあります。グラスゴーの学生4人が夜のウェストミンスターに忍び込み、椅子から石を外し、スコットランドに持ち帰ったのです。結局、石は取り戻され、学生4人の告発は見送られましたが、不思議なのは、4人の学生のうちのひとりは、スコットランドからStone of Sconeをイングランドに持ち去った、エドワード1世の子孫だったことです。盗み出した時点で、彼はそのことを知らなかったそうです。
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